危険な空き家
実家を相続したものの住む予定がなく、空き家になっているという事例が増えています。空き家の状態ですと、人が住んでいる建物に比べて劣化が進みやすいと言われています。その結果、建物の倒壊や修繕費が増大する可能性が高まります。また、手入れをしていないと雑草が生い茂り火事になりやすくなったり、建物の一部が落ちて怪我をするなど、近隣の住民にも迷惑がかかります。損害が発生した場合には多額の賠償金を支払わなければならないケースも起こり得るでしょう。
特に「特定空き家」には注意
空き家は放置される傾向にあります。解体するには費用がかかりますし、更地にしても固定資産税や都市計画税が大幅に上がってしまうからでしょう。しかし、放置すると「特定空き家」に該当する可能性が高くなり、住宅用地特例から除外され、固定資産税が更地の状態と同等の金額になります。
- そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態
- そのまま放置すれば著しく衛生上有害となるおそれのある状態
- 適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態
- その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態
現在、空き家は社会問題化していて、空き家の所有者にとって難しい選択が迫られています。問題が起こる前にひとりで悩まず専門家にご相談ください。司法書士はあなたの町の法律家です。すぐ隣にいる法律に詳しい人なので、気軽に立ち寄ってください。少なくとも駅前双葉相談事務所はそういう存在でありたいと考えております。